2015元宵節、今年初めての満月はお祝い

IMG_4965睦月15日(3月5日)

「元宵節」。
漢の時代、お正月の事を「元月」といいました。

「宵」は、夜のこと。
「元宵節」は、お正月から数えて初めての満月です。15日目のこと。

初めての満月が来たと、お祝いをします。月のお祭りをします。
ランタンをあげたり、団子を食べたり。
日本では、小正月といいます。
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自然の流れを重要とする台湾のタオでは、
時間が回転するときが一番のターイングポイント。

次の日に回転する時、
つまり4日の夜23時からが回転時間となり、
月明かりのもと、人々は家の前にお祝いの品を並べて祈ります。

そして、あちこちで嬉しいお祝いの花火があがります。
爆竹も鳴り響きます。



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春節明けの最初の15日目、ほぼ満月の日に行う習慣があります。

丸い満月を象徴する「元宵(湯圓)」とよばれる、餡や黒胡麻入りの白くて丸いお団子を食べます。
また昔のお金のように白い湯圓には、家族団欒意味があり、幸福や豊かさの象徴です。

ランタンをあげるのはお祝い。
台湾は、道教。
そしてその神様の誕生日もここに重なります。
まんまるお月様が空に浮かび、その実りを神様とお祝いします。
季節も春がやって来ました。
農家が多い昔の人たちは、これから種を植えていきます。
今年も、豊かな実りになるようにお祈りします。

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それは自然に行われています。
そう、この事について考えていません。
それは普通の事、そして自然とみんなが行っています。
自然との繋がりを忘れない台湾と言う国。
私達が忘れた事を、思い出させてくれる「懐かしさ」は、
毎日の生活、人々の大事にしているこころから、感じられます。

癒されるとは、

自分が幼い頃は持っていた純粋な心を、
思い出させてくれたりする事で、
私は傷ついていた、と思っていた感覚が解き放たれる事だと感じます。
そして、大人になるに従って忘れたこころを、引き出してくれます。
経済成長と引き換えになった心が、ここにあると感じます。

本日は家族団らんで食事を囲み仲良く話しをして、
今年初の満月を見上げてみてはいかがでしょう。

Namaste.