清明の生活は・・・

如月27日 (4/4)

清明です。

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清明は、暖季の2番目。
これからどんどん暖かくなっていきます。

陽気が旺盛になってくると、
人が怒るのも簡単になります。

身体の火が上がり過ぎないように、
バランスを心がけていきましょう。

日本の清明は、
特に何かをする行事はありませんが、
台湾の清明は、
一年に一度のお墓参りです。

「清明節」
と言って、先祖に感謝する日です。

ですが、
日本のお墓参りとは全然違います。

まずは、
少し昔話を・・・


    <始>
    むか〜し昔、あるところに、
    劉邦と言う、大きな戦争に勝利した人がいました。

    その後両親の墓に勝利の報告をし、
    故郷に帰って父母のお墓に挨拶したいと思い、
    実家へと足を運ぶと、
    長い戦争が何度もあったので、
    両親のお墓がどこにあるのかもわからなく荒れ果てていました。

    朝から夕方まで探しても見つからず嘆き悲しんでいました。

    その時彼は祈りました。
    両親の魂は、
    天や自然の中に存在すると信じ、
    風が墓を知らせてくれると願い、
    一枚の紙を小さく裂き、
    その紙を空に向かって投げました。

    すると風が一枚の紙を、
    お墓の上に運んで行きました。

    そこには、両親の名前が刻まれたお墓があったそうです。

    それからは、毎年この日になると、
    劉邦も農民たちも両親の墓に参拝したそうな・・・。

    <終>

そんな昔話、歴史の背景があり、
清明節になると、
先祖への感謝を伝えに、
お墓のお掃除、
沢山の食べ物、
飲み物、果物、お線香、ロウソク、
お墓の上に昔話で出てきた紙をのせ、
たまごの殻をお墓の土の上に撒き、

土地の神様、
龍の神様、
先祖に参拝し、
最後に神様のお金を燃やします。

台湾のお墓は、
土に埋葬するのでとても大きなお墓です。

また、部族によってもお墓の種類は違います。
(台湾人、Hakkaがあります)

そして掃除した後は、
潤餅(ルゥンビン)を家族でいただきます。

日本では唯一、
沖縄がシーミーといって、
清明節を行っています。

春の陽気と共に、
先祖に感謝して過ごしてみるのもいいかもしれません。

毎日の生活をどうやって楽しむのか、
普通の日々は、あっという間に過ぎていきます。

そして、過去やなにかに執着がある時は、
今に生きてなく、感謝の気持ちや、今ここにある奇跡にも気が付けません。

それは、
今の自分を大事にできていなかったり、
隣にいる人のことも傷つけていることもあるかもしれません。

溜まっている気持ちがある時や、
季節の変動が大きい時ほど、
アーサナヨガ、プラーナヤーマをすると、
バランスが取れ、溜まったモヤモヤやグルグルもスッキリします。

頭でヨガを知るのと、
行動に起こしてヨガをするのとでは、
全く違った効果、自分、今がありますよ。

Namaste.