10/24~霜降の始まり

長月12日(10月24日)

日々季節は変化しています。

「霜降」は、
10/24〜11/7までとなります。

霜降

地球は地軸があり、
太陽の周りをまわっているので、
季節が変化していきます。

この自然の変化で、
心の状態、体調と、
少し疲れが出てくる人もいるでしょう。

自然界には燥邪が増えてきました。
そして
私たちの中の経絡はゆっくり運行し、
すると
関節、骨、筋肉などの、
痛み、だるさが出やすくなります。

寒くなるとともに、
私たちも蓄えようとしたり、
心身も内側に向きます。

その流れは自然で、
もし今の自分がそうなっていたら、
それを責める、心配するというよりも、
自分を休憩させてあげましょう。

背中には主要な経絡が通っています。

背骨に沿ってマッサージをしてあげたり、
何もしない時間を作ってぼーっとしたり、
筋肉をリラックスさせてあげると、
気血、プラーナの流れも良くなり精神も安定します。

これから寒くなってくる季節は、
私たちの心のバランスも大事です。

冷えたり、暗いと、
人は怖い、落ち込むような気持ちが増えてきます。
人間の気持ちがそうなるのは、自然の摂理としては普通です。

北欧の方では、
心のバランスを取るのが難しいと言います。

なので、
そんな自分を責めることなく、
そうなった自分を大事にしてあげましょう。

なぜ、そうなってしまったのか、
なぜ、疲れているのか、
など少し質問して、理解してあげましょう。

あなたの心と体は休む間もなく働いています。

働きっぱなしの、心身に感謝してあげましょう。
そうすると、
前屈みになりやすい姿勢も変化して、
少しずつ胸が開いていきます。

また、
休める、整える、
それがヨガであり、呼吸法や瞑想もあります。

ヨガが生活になると、考え方も変化してきます。

体の硬さ=頭の硬さ=比例している

といってもいいでしょう。

もし自分の考え方が、
硬いな〜、
強情だな〜、
頑固だな〜
と思ったら、
体から動かして柔軟性を高めてみませんか。

ヨガの精神論から入り、柔軟性を高める方法もありますが、
頭で理解をするのも、ちょっと時間がかかります。

体を動かすのは、
自分で体感して、目に見えて「結果」がすぐ出るのでわかりやすいです。

ヨガでは自然の摂理のことを、
「イーシュヴァラ」
と言います。

このイーシュヴァラと私たちは繋がっています。
カルマから自由である本来の私たちは、
イーシュヴァラと繋がっています。

時間や場所からも自由で、過去も未来も、
いつも私たちを支えてくれています。

そういったことを、見極める、解き放つために、ヨガをします。

私たちは、その存在が目に見えないので、
わからずに、悩んだり苦しんだり悲しんだりします。

悩むことさえも、
実は自分勝手な考え方だったりします。

この広くて大きな存在イーシュヴァラは、
私たちの中にも宿っています。

स एष पूर्वेषामपिगुरुः कालेनानवच्छेदात् ॥२६॥
sa eṣa pūrveṣām-api-guruḥ kālena-anavacchedāt ||26||
イーシュヴァラは全てであり時間にも制限されることなく、私たちに真実を伝えてくれています。

NAMASTE.